📔 物語・コラム ※当記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます

リスキリング助成金で取れる資格 完全ガイド【2026年版】

📝資格Life編集部 2026年5月26日 公開 読了 約13分 更新 2026年5月26日

「資格を取りたいけど、講座代がきつい」――そう思って諦めてた人へ。
実は今、国が学費の最大80%(年間最大64万円・3年で最大192万円)を返してくれる制度がある。
リスキリング助成金、教育訓練給付金、キャリアアップ支援事業――名前はいろいろあるけど、要は「学び直す人を国がガッツリ応援する仕組み」
2026年版で、個人が使える制度と対象資格をまるごと整理しました。お金の壁で人生やり直しを諦めないために。

📑 目次(タップで開閉)
  1. 「リスキリング助成金」って結局なに?個人が使える3つの制度
  2. 早見表|教育訓練給付制度の3種類(一般/特定一般/専門実践)
  3. 専門実践(最大80%還付)で取れる資格7選
  4. 特定一般(最大50%還付)で取れる資格 5選
  5. 経産省「キャリアアップ支援事業」最大56万円の正体
  6. 申請手順|ハローワーク経由の3ステップ
  7. よくある勘違いと注意点
  8. まとめ|お金の壁で、学び直しを諦めない

「リスキリング助成金」って結局なに?個人が使える3つの制度

「リスキリング助成金」とひとくくりに呼ばれていますが、実際には個人が使える支援制度は大きく3つあります。それぞれ管轄省庁・対象者・還付率がまったく違うので、最初に整理しておきます。

  • ① 教育訓練給付制度(厚生労働省):雇用保険に一定期間入っていた人向け。さらに「一般/特定一般/専門実践」の3段階。還付率 20% 〜 最大80%
  • ② リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(経済産業省)在職者限定。キャリア相談+講座+転職支援がセット。最大 56万円 還付。
  • ③ 教育訓練支援融資(日本政策金融公庫):学費を低利で借りられる融資制度。給付ではないが、自己負担分の立替えに活用可能。

この記事では、個人が一番使う「①教育訓練給付制度」を中心に、「②経産省事業」も解説していきます。

💡

ひとことで言うと:「働きながら(または退職から1年以内に)勉強し直す人を、国が学費の20〜80%返してくれる」制度です。

早見表|教育訓練給付制度の3種類(一般/特定一般/専門実践)

まず一目で全体像。2024年10月の制度改正で、給付率と上限額が拡充されています(2026年現在も継続中)。

種別 還付率 上限額 主な対象資格
一般教育訓練20%10万円TOEIC・簿記・宅建・FP・CAD など
特定一般最大 50%(基本40%+資格取得加算)25万円介護初任者研修・大型免許・特定行為研修 など
専門実践最大 80%(50% + 資格取得20% + 賃上げ10%)年64万円(3年 192万円)ケアマネ・看護師・保育士・IT系・大学院 など

専門実践の「最大80%」は、「資格取得+雇用保険加入で+20%」「賃金が受講前より5%以上アップで+10%」の追加加算がフル発動した時の数字。条件を満たせば、たとえば100万円の講座なら80万円が戻ってくる計算です。

専門実践(最大80%還付)で取れる資格7選

最もインパクトのある「専門実践教育訓練給付」。指定講座は2026年4月時点で約3,488講座あります。その中から、人気・需要・将来性で厳選した7つを紹介します。

① 介護福祉士実務者研修・介護福祉士

高齢化が進む日本で需要が一切落ちない福祉系国家資格。実務者研修から始まり、介護福祉士まで進める流れが定番。受講料15〜20万円のうち、最大80%(12〜16万円)が戻ってきます。

② ケアマネジャー(介護支援専門員実務研修)

介護福祉士の上位資格にあたるケアマネ。独占業務(ケアプラン作成)ありで、年収500万円超えも珍しくありません。研修費5〜10万円が大幅還付されます。

③ 看護師(准看護師→正看護師)

准看護師から正看護師へのステップアップは、2年〜3年の通信制・通学制プログラムが対象。学費総額200万円超でも、最大192万円(3年合計)の還付でほぼ無料化される事例も。

④ 保育士(短大・専門学校課程)

保育士養成課程のうち、短時間プログラムが対象。40代主婦が独学+資格学校で取得し、子育て経験を活かしてパートから正職員にという王道ルートが今も伸び続けています。

⑤ ITスキル標準(ITSS)レベル2の情報通信技術系

基本情報技術者・応用情報技術者・AWS認定など、デジタル系の指定講座も多数。リスキリングの本丸ともいえる領域で、転職にも直結します。

⑥ 大型自動車第一種・第二種免許

物流業界の人手不足を背景に、大型免許の取得支援も対象に。教習費30万円超でも、特定一般(最大50%還付)or 専門実践で大きく軽減されます。

⑦ 大学院・専門職大学院(MBA・税理士養成課程など)

仕事を続けながらMBA取得や税理士養成課程に通うルート。授業料の最大80%還付+3年で最大192万円という制度上、最も恩恵が大きい使い方の一つです。

📚

確認方法:気になる講座が対象かどうかは、厚生労働省「教育訓練給付制度 検索システム」で講座名・資格名を入れて確認できます。

特定一般(最大50%還付)で取れる資格 5選

専門実践ほど長期じゃなくても、「短期で取りたい・実用度高い」資格は特定一般のラインに揃ってます。

  • 介護職員初任者研修:介護の入口。週末2ヶ月で取れる。受講料7〜10万円→還付後3.5〜5万円
  • 特定行為研修(看護師向け):医師の判断を待たずに一定の医療行為ができる、看護師のキャリアアップ系。
  • 大型自動車免許(第一種・第二種):物流・運送業界の即戦力。
  • 建設機械運転技能(フォーク・玉掛けなど):建設現場・ビルメン現場で評価される。
  • 保育補助の研修系:子育て経験のある主婦層に人気。

経産省「キャリアアップ支援事業」最大56万円の正体

厚労省の「教育訓練給付」とは別建てで、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」もあります。こっちは民間の認定事業者(テックアカデミー、SAMURAI ENGINEERなどIT系が多い)経由で利用する仕組みです。

制度の特徴

  • 対象は「在職者」:雇用関係がある人が条件。フリーランス・無職・個人事業主は対象外。
  • キャリア相談(無料)→ 講座受講 → 転職支援(無料)がセットで提供される
  • 講座修了で受講料の最大50%(上限40万円)還付
  • さらに転職達成で追加20%(上限16万円)合計最大56万円

主な対象講座

経産省の認定事業者が提供する Web系プログラミング・データサイエンス・AI・Webデザイン・動画編集 など、いわゆるITリスキリング系の講座が中心。「会社員から手に職をつけてIT転職」のド真ん中を狙う設計になっています。

⚠️

申請順序に注意:「講座申し込み前にキャリア相談を受ける」のが必須。あとから申請してもさかのぼれません。

申請手順|ハローワーク経由の3ステップ

ここでは個人が一番使う「教育訓練給付制度」の申請手順を解説します。

STEP 1|受給資格をハローワークで確認する

受講開始日の1ヶ月前までに最寄りのハローワークで「教育訓練給付金支給要件回答書」を発行してもらいます。雇用保険の加入期間がポイント(一般は3年以上、初めて使う人は1年以上)。

STEP 2|講座を受講・修了する

認定講座を予定通り受講・修了。出席率・課題提出など、規定の修了基準を満たすことが条件です。専門実践の場合は、講座開始前と修了後のキャリアコンサルティングが必須

STEP 3|修了後1ヶ月以内にハローワークで申請

修了証明書・領収書・雇用保険被保険者証などを揃えて、ハローワークで給付申請。振込までは1〜2ヶ月程度かかります。

よくある勘違いと注意点

  • 「先に学校を選んでから給付の話」はNG:講座が指定講座かを先にチェック。指定外だと1円も還付されません。
  • 還付は「あとから戻ってくる」方式:受講料は一度自分で全額払う必要があります。立替え分の資金は確保しておきましょう。
  • 雇用保険の加入期間が条件:自営業やフリーランス一本だった人は対象外になることが多い。
  • 使えるのは何度でも、ただし間隔あり:一般教育訓練は3年に1度、専門実践も同様。「ライフサイクルで活用するもの」と考えると吉。
  • 「リスキリング助成金」と検索して出てくる企業向け制度(人材開発支援助成金など)は個人で申請できません。個人で使えるのはこの記事で解説した3制度が中心です。

まとめ|お金の壁で、学び直しを諦めない

「資格を取りたいけど、講座代が払えない」――その壁の前で立ち止まる必要は、もうありません。

国の制度は「学び直して、もう一度社会で活躍する人」を、本気で応援するモードに入っています。年間最大64万円、3年で最大192万円。これだけ戻ってくるなら、「とりあえずやってみる」のハードルが激減します。

40代でも、50代でも、子育て中の主婦でも、雇用保険にちゃんと入っていれば使える制度。「自分が対象か」をハローワークで聞いてみることから、すべては始まります。

🌱

最後にひとつ:制度を使った人の多くが口を揃えて言うのは、「もっと早く知っていれば」。あなたがこの記事に出会ったタイミングが、たぶんベスト。来週、ハローワークに足を運んでみてください。

📝

資格Life編集部

資格取得とキャリアアップに役立つ情報を発信するメディアです。 試験データ・教材比較・受験者の体験談をもとに、合格までの最短ルートをわかりやすくお伝えします。